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廃線の旅
【難易度(5段階)】 ★★★★
【所要時間】 3~4.5時間程度
【ルート】 名称をクリックすると関連リンクへ飛びます。 ●筑前箕島駅跡→●梅光園緑道→●博多ポートタワー→●博多臨港線踏切跡→●馬出電停跡
福岡を支えた鉄道たちの痕跡を巡る旅です。 普段見慣れた街に隠された、廃線跡を訪ね歩くルートになっています。 鉄道ファンの方はもちろんですが、街を探索して歩く事が好きな方、 昔を知っている年配の方にもおすすめです。
廃線の旅 【ストーリー】
俺がおじいちゃんッ子だったのは、家族の中でも有名なことで、小さい頃は本当にじいちゃんにベッタリだった。 そのじいちゃんの趣味が、『鉄道』。 鉄道員だったじいちゃんが仕事を辞めた後、まだ小さかった俺をあちこち連れまわしてくれたそうだ。 俺自身も、その影響から自然と鉄道が好きになり、今では立派な鉄道オタクを自負している。 中でも、俺が惹かれてやまないものが『廃線』だ。 「なくなってしまっても、偲ばれることが花なんだ。」 まだ小さかった俺にじいちゃんは言った。 俺という種を残してくれたじいちゃんに比べ、ただ流されるまま漠然と生きている自分は、誰かに偲ばれるものを残せるのだろうか?できないならばせめて、大好きだったじいちゃんとの思い出を取り戻したい。 40歳になった今年、俺はじいちゃんと最後に見た鉄道の跡を追うことに決めた。 最後に見た鉄道、あれはどこにあったのか。 分かっているのは、『すでに廃線になっている』『福岡市内』ということだけだ。 俺は思いつく廃線跡を訪ねて行くことにした。